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日本の傘

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雨が降った日には、必要不可欠になるものの一つが傘になります。傘は、昔から似たような形をしており、ほとんど進化がみられていないのは大きな特徴といえるでしょう。例えば、靴の場合には昔は草鞋などを履いていましたが、次第に底が厚くなり雨が降っても濡れない形に変わってきました。ブーツなども発達しており、用途に応じてさまざまな種類のものが出ています。また、服も少しずつ進化しているのがわかります。単に衣類をまとっているだけでなく冬の寒さに耐えられる生地を利用したりデザインも実に様々です。

ところが、日本の傘の場合にはほとんどデザインが数100年も変わっていません。江戸時代などで利用されていた傘と現代で利用されている傘は、多少素材は変わったもののほとんど見た目は変わっていないといってよいでしょう。なぜこのように変化しないか疑問に思う人がいるかもしれません。その理由があるとすれば、最初にできた段階でほぼ完成形になっていることです。つまり、最初からこれ以上進化しないぐらい完成しており、いじるとしても素材の部分を変更する程度でかたち自体は変える必要がないわけです。最初から完ぺきな形を作ってしまった人も今の時代の傘を見ると驚きを覚えるかもしれません。どれだけデジタルの時代になったとしても、傘はデジタルになることはないのは面白い話と言えるでしょう。

このように考えると、これから先もほとんど進化しないことが想像できます。ではそもそもなぜ進化しようがないのかといえば、完全に雨を防ぐことを希望していない人が多いからです。本当に完全に雨を防ぐことができれば、傘に代わるものができるはずです。ですが、人々はそこまでの欲望もなく多少雨にぬれても仕方ないと言う気持ちがどこかにあるのでしょう。このように考えると、ある意味人間は自然と共生していることが理解できます。もちろん濡れたくないのはだれもがいっしょですが、たまには自然を感じながら雨を多少浴びて外を歩いてみるのもよいかもしれません。

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