近年の観光事情は様々な物がありますが、日本を訪れる外国人の観光客が年々増加している傾向が見られます。2013年に1000万人を突破した後は増え続けており、2016年には約2400万人という2倍以上の増加を見せている事が特徴です。
この要因は色々な事が考えられ、まずはアジアの諸国から距離が近い事から気軽に訪れやすいという部分があり、アジアからの旅行客が増加している事に繋がっています。
そして日本の文化が、世界的に注目されてきたという点も影響している部分です。電化製品などの技術が高く、日本製ブランドの人気が高まり、アニメなどの文化も海外には浸透しています。円安が進んで、日本旅行がしやすくなっている点も旅行客が増加した原因と言えるでしょう。
日本の独特な和の文化や歴史も、外国人観光客には好評となっています。筆頭として数々の神社やお寺などが立ち並ぶ京都などは、人気が高い観光地の1つです。
その他に日本で人気がある観光地をいくつか挙げると、まず兵庫県の姫路城があり、お寺や神社と同様に日本の歴史を感じられる場所となっています。そして広島の平和記念資料館も日本旅行で訪れる方が多く、原爆ドームや記念公園の見学者が多く見られます。北海道も雄大な自然や新鮮な海産物で人気が高く、冬場は雪も見られる事から、雪を実際に見た事がない国の方には好評です。
そして観光地を見るだけではなく「体験型」の観光も増加している事が特徴です。茶道でお茶を入れる体験や、忍者の格好をして記念写真を撮影するなども観光客に好評となっています。
日本食に対する関心も集まっている事が特徴で、定番のお寿司や天ぷらなどの他にも、ラーメンや焼き鳥も海外で紹介されるケースが多くなっています。2013年にはユネスコ無形文化遺産として「和食」が登録された事もあり、注目度がアップしました。
多くの魅力的な部分がある事から日本旅行をする人が増えた事に加えて、2度以上訪れるリピーターも多く存在している事も特徴となっています。